8mmコンビネーションレンチ
10mmコンビネーションレンチ


\500

ガムテープ



 キャブいじりの第一歩です。そんなに難しくはありませんが、はじめのうちは時間に余裕があるときにしましょう。


 まず、エアクリーナボックスを取り外します。(エアクリーナボックスはずし)
 次にチャンバー内のガソリンもすべて抜いておきます。(キャブフロート室の水抜き)


 一番左のキャブについているチョークワイヤーを外します。
 写真のネジを8mmコンビネーションレンチで外し、 ワイヤーをフリーにした後その先の白いホルダーにワイヤー先端のタイコが引っ掛かっているので外します。


 スロットルワイヤーが4つのキャブのまん中についてるのでまず写真のネジを10mmコンビネーションレンチで緩めます。 どんどん緩めていくとその先にある六角のナットが外れます。これは文章では説明しにくいのですが、 外れてもタイコに引っ掛かって脱落はしませんので安心してとにかく外れるまで回して下さい。
 外れたらスロットルに固定されてるタイコを外し、ワイヤーを取り外します。


 セカンドエアクリーナーの固定ネジを10mmコンビネーションレンチで外します。
 余談ですが、セカンドエアクリーナーとはキャブのダイヤフラムに導かれる大気圧用のエアクリーナーです。


 キャブとエンジンの間のインシュレータのネジのキャブ側をプラスドライバーで4気筒分緩めます。 写真は車体右のエンジンをフレームにとめてるボルトの下あたりから見たインシュレータです。 矢印は右2つの気筒のインシュレータのネジです。左2気筒分は車体左の同じ位置にあります。
 面倒臭がらずにゆるゆるに緩めると後で楽に取り付け、取り外しができます。

 ここまでやったらキャブがフリーになってますので、配線などをよけながら上後方に引っ張って外します。


 これでキャブの取り外しが終了しました。この時点でガソリンが大量に出てきた方はチャンバーのガソリン抜くのを忘れてます。
 この後他の作業が続く場合はインレットマニホールドにガムテープでふたをしときましょう。もしゴミが入ると大変なことに・・・。 最悪の場合エンジンが壊れるかもしれません。

 組み付けは基本的に逆順です。スロットルワイヤーは遊びがかわってくるので、 タンクを取り付ける前に調整が必要です。(スロットルワイヤーの遊び調整)
 あと、多分スロットルワイヤーを取り付けるときに苦労すると思うのですが、 コツとしてはスロットル本体をスパナなどを突っ込んで全開状態で固定し、 タイコ部分がホルダーにすんなり入るようにちょうどアウターチューブのところでインナーケーブルをひねって タイコの向きを調整しつつタイコをマイナスドライバーなどで押し込んでやるとすんなりいくと思います。 そのときにドライバーがスタータ系の鉄の細いパイプに当たらないようにやりましょう。こじるようにやってしまうとパイプが曲がります。

初回作成 2000/08/28
最終更新 2001/07/15